退職代行「辞めるんです」の評判は?特徴・費用・退職の流れをまとめて解説!

退職代行 辞めるんです 評判

会社を退職する際は、本来であれば数ヵ月前に上司に「退職したい」旨を申し出、了承を得た後に引き継ぎや挨拶を行うなど、ある程度の時間をかけて円満に行っていくもの。

しかし中には上司に退職の意向を言い出せなかったり、伝えても「退職はさせない」などと妨害をされ、思うように会社を退職できない人もいます。

そんな人におすすめしたいのが「退職代行サービス」です。

退職代行サービスは依頼者になり代わって会社に退職意思を伝えてくれるもので、無期雇用契約の正社員であれば早ければ即日、遅くても2週間後には法律に基づき退職できます。

このページでは、そんな退職代行サービスの中から「退職代行『辞めるんです』」を取り上げ、その評判や特徴、費用や退職の流れを紹介します。

 

退職代行とはどんなサービス?

まず最初にそもそも退職代行とは一体どのようなサービスなのか、何をしてくれるのか、について簡単に見ておきましょう。

退職代行はこんなサービス

会社を辞めたいと思っても「自分が辞めると人が足りなくなって大変だ」と思うと中々切り出せなかったり、上司や会社がパワハラ体質で「辞めたい」といっても許してもらえないそう、などと心配でやむを得ず働き続けている、という人もいると思います。

このような場合に、本人に代わって会社に「退職します」と伝えてくれるのが「退職代行サービス」。

退職代行を使うとその日以降会社に行く必要はなくなり、早ければその日のうちに会社を退職できます。会社から電話がかかってきたり訪問を受けることもありません。

つまり退職代行を使えば会社と一切関わることなく退職できるので、気の弱い人や煩わしいことが苦手な人を中心に人気となっています。

退職代行「辞めるんです」は一般企業が運営する退職代行サービス

退職代行ビジネスは、その運営元によって大きく3つに分類されます。

  1. 弁護士が運営する退職代行サービス
  2. 労働組合が運営する退職代行サービス
  3. 一般企業(行政書士・社会保険労務士なども含む)が運営する退職代行サービス

そしてこの3つは、以下の表のように「できること」と「料金」が変わります。

3つの退職代行業者の特徴

一般企業 労働組合 弁護士
退職意思伝達
即日退社
会社との交渉 ×
裁判の代理人 × ×
料金の相場 1~2万円 2~3万円 3~10万円

料金的に最もお得なのは一般企業が運営する退職代行サービスです。ただし一般企業ができるのは依頼者の退職の意思を会社に伝えることだけで、有給休暇の取得・未払い給与や残業代の請求といった「交渉ごと」は一切できません。

これは弁護士法という法律で「弁護士でないものは報酬を得て法律事務をすることができない」と定められているからです(弁護士法72条・非弁行為)。

逆に弁護士の退職代行は何でもやってくれるのですが、その分料金が高くなります。

その中間は労働組合が運営する退職代行で、弁護士のように裁判の代理人にはなれないものの、(要件を満たした労働組合であれば)労働組合法に定められた「団体交渉権」の行使として会社との交渉ができます。

なお今回紹介する退職代行「辞めるんです」は、一般企業が運営する退職代行です。

 

退職代行「辞めるんです」の特徴

それではさっそく、退職代行「辞めるんです」の特徴を見ていきましょう。

退職代行「辞めるんです」の特徴
労働組合と提携している

退職代行「辞めるんです」は民間業者が運営する退職代行ですが、「全国統一労働組合」と提携しています。

退職代行「辞めるんです」の退職代行はあくまでも一般企業としての対応となりますが、有給休暇の消化や未払い給与・残業代の支払いなどを巡って会社との交渉が必要になった場合、労働組合と連携して対応できます。

退職代行「辞めるんです」の特徴
顧問弁護士から指導を受けている

退職代行サービスは資格や認可の必要がなく、誰でも行うことができます。そのため一般企業が運営する退職代行にはそのクオリティに大きな差があるのが実情です。

しかし退職代行「辞めるんです」には顧問弁護士がついており、退職代行業務の運営にあたっては顧問弁護士の指導を受けているので安心できます。

退職代行「辞めるんです」の特徴
料金の後払いが可能

退職代行の多くが料金を支払ってから退職代行が実行されますが、退職代行「辞めるんです」は退職代行を実行し、実際の退職日が決定してから料金を支払う「後払いシステム」を採用しています。

そのため「料金を払ったのに退職代行が行われない」ということは絶対にありません。

退職代行「辞めるんです」の特徴
正社員とアルバイトの退職成功率は100%

退職代行「辞めるんです」が過去行った正社員とアルバイトの退職成功率は100%(契約社員の退職成功率は98%)です。

そもそも無期雇用契約の正社員であれば、法律の定めにより退職の申し出から2週間後には自動的に退職となりますので、失敗はほぼありえません。

しかしアルバイトはこの法律で守られない有期雇用契約の場合が多く、「やむを得ない事情」がない限り原則として契約期間が満了するまで辞められません。

そのため会社に「やむを得ない事情だ」と認めてもらうために交渉が必要になるのですが、その際、失敗する可能性もあります。

そんな中でアルバイトの退職成功率も100%を維持しているのは、退職代行業者としてスキルがあるといえます。

 

退職代行「辞めるんです」はこんな人におすすめ

続いて、退職代行「辞めるんです」がおすすめな人・おすすめできない人について考えてみましょう。

退職代行「辞めるんです」がおすすめの人

退職代行「辞めるんです」をおすすめできる人は、以下の通りです。

  • 退職が成功してから料金を支払いたい人
  • 実績豊富で成功率の高い業者に依頼したい人

退職が成功してから料金を支払いたい人

退職代行「辞めるんです」は、退職日が決定してから料金を支払うシステムです。

このような後払いシステムを採っている退職代行業者は非常に少なく、ほとんどが先払いとなっています。

しかし退職代行を行っている会社、特に運営が一般企業の場合、多くの人にとって正体不明であり「本当に信用していいのか」と心配する人もいるでしょう。

その点、退職代行「辞めるんです」は退職日が決定してからの支払いでよいので、この手の心配は不要。

退職代行の利用自体が不安な人、退職が成功してから料金を支払いたい人には、退職代行「辞めるんです」はおすすめできます。

実績豊富で成功率の高い業者に依頼したい人

退職代行「辞めるんです」は、これまでに約1万件の退職代行を成功させていて、成功率は前述の通り正社員・アルバイトは100%、契約社員は98%となっています。

有期雇用契約の契約社員は、会社が退職を「やむを得ない事情がある」と認めない場合は退職が難しく、このため契約社員の成功率が100%になっていないものと思われます。

しかしこのようなケースは稀であり、退職代行「辞めるんです」の退職成功率は限りなく100%に近い、と考えてよいでしょう。

実績豊富で成功率が高い業者こそ信用できる、と考える人には退職代行「辞めるんです」はおすすめです。

退職代行「辞めるんです」をおすすめできない人

次に、退職代行「辞めるんです」をおすすめできない人を挙げてみましょう。

  • コスパの良さを重視する人
  • 電話・メール対応を望む人
  • 退職にあたって会社と揉めることが想像される人

コスパの良さを重視する人

退職代行「辞めるんです」の料金は27,000円ですが、これは一般企業運営の料金としては比較的高額です。

一般企業が運営する退職代行サービスのメリットの一つに「料金の安さ」が挙げられますが、退職代行「辞めるんです」は一般業者特有のメリットがありません。

その理由は労働組合と提携していること、顧問弁護士をつけていることにあると思われます。

しかし退職代行「辞めるんです」はあくまでも一般業者の運営のため、労働組合の存在は会社との交渉が必要な場面でしか登場しません。顧問弁護士も適正な営業は担保されるものの、依頼者にとっては弁護士のサービスが利用できるわけではありません。

つまり退職代行「辞めるんです」はコスパがあまりよくないと言えそう。コスパ重視の人はもっと格安の一般企業が運営する退職代行サービスを利用するか、同程度の料金の労働組合運営のものを利用すべきです。

電話・メール対応を望む人

退職代行「辞めるんです」は原則としてLINEでやり取りをし、電話やメールは使いません。

しかし中には「電話で詳しく話をしたい」「パソコンからメールを送りたい」「スマホでLINEをポチポチするのは苦手」という人もいるでしょう。

こうした人には退職代行「辞めるんです」はおすすめできません。

退職にあたって会社と揉めることが想像される人

退職以前に既に会社と何らかの揉め事を抱えている場合や、常識の通じないブラック企業に勤めている場合などは、退職代行「辞めるんです」はおすすめできません。

これらは退職にあたって揉める可能性が高く、いかに労働組合と提携しているとはいえ民間業者である退職代行「辞めるんです」には荷が重いと思われます。料金は高くなりますが、最初から弁護士が運営する退職代行に依頼しておきましょう。

 

退職代行「辞めるんです」を使った退職の流れ

次に、退職代行「辞めるんです」を使った退職の流れを紹介しましょう。

step
1
LINEで相談する

退職代行「辞めるんです」とのやり取りは、原則としてすべてLINEになります。

そのため最初の相談もLINEのアカウントが必要です。

なお退職代行「辞めるんです」は24時間対応ではありません。すぐに対応して欲しければ日中の時間帯にLINEを送るのが良いでしょう。

step
2
ヒアリングシートの作成

LINEで相談し正式に依頼することになれば、あらためてLINEで「ヒアリングシート」が送られてきます。

ここには退職したい会社の社名や連絡先、退職代行希望日や貸与物の有無など様々な記入項目がありますが、退職代行にはすべて必要なので、漏れなく記入して返信するようにしましょう。

step
3
退職代行を実行

ヒアリングシートを返信したら、退職代行「辞めるんです」は退職代行希望日に会社へ連絡し、退職の意思を伝達してくれます。

step
4
退職完了

会社に退職が受け入れられ退職日が決まれば、退職代行「辞めるんです」から連絡があります。

私物の引き取りや貸与物の返却、退職届の提出など、対応が必要なことがあればその際に指示されますが、原則として郵便や宅配便などを利用するので、会社に行ったり、会社の人が自宅に来たり、ということは望まない限りありません。

step
5
料金27,000円を支払う

退職が完了したら、1週間以内に料金27,000円を支払えば、すべて終了です。

 

退職代行「辞めるんです」についてよくある質問

最後に退職代行「辞めるんです」についてよくある質問とその答えを紹介してみましょう。

質問
退職する際に会社から連絡がくることはありますか?
退職代行の際、退職代行「辞めるんです」は「本人には直接連絡しないでください」と伝えてくれます。しかし会社側への強制力はなく、一般企業なので交渉もできません。

あくまでお願いベースのため、連絡がくることがないとは言い切れません。

しかし連絡がきても出る必要はなく、連絡があった旨を退職代行「辞めるんです」に伝えれば代わりに対応してくれます。

答え

 

質問
退職代行を使って会社に訴えられませんか?

訴えるかどうかは会社側の裁量なので、訴えてくる可能性はゼロではありません。

しかし裁判にかかる様々な手間やコストを考えると会社側にメリットはなく、会社が勝つ見込みはほぼないため、現実問題として会社側が訴えてくる可能性は限りなくゼロに近いです。

答え

 

質問
人手不足の会社でも辞められますか?

はい、辞められます。人手不足なのは会社側の責任なので、法律的にも問題はありません。
答え

 

退職代行「辞めるんです」の評判や特徴:まとめ

以上、退職代行「辞めるんです」の評判や特徴、費用や退職の流れ、よくある質問とその答えを紹介しました。

退職代行「辞めるんです」は一般企業が運営する退職代行業者でありながら労働組合と提携し、顧問弁護士の指導も受けていることから、信用して退職代行を任せられる業者と考えてよいでしょう。

料金が後払いでよい点も好感が持てます。

しかし、できる業務が多い労働組合運営の退職代行業者と比べ、料金があまり変わらない点は気になります。この料金(¥27,000)を払うならいっそのこと労働組合運営の業者へ、と考える人も少なくないでしょう。