最近「退職代行」という新たなサービスが脚光を浴びています。
「退職代行サービス」は依頼者本人に代わって会社に退職を伝えてくれるというもので、どうしても退職を切り出せない気弱な人などはもちろんのこと、強引にでも会社との関係を断ち切りたいブラック企業の社員などに人気のサービスです。
しかしいざ退職代行サービスを利用したくてネットを調べても、退職代行サービスは星の数ほどあり、一体どこに頼めばよいのかわからなくなった人も多いのではないでしょうか。
そこでこのページでは、数ある退職代行サービスの中でも人気の高い「退職代行二チローの評判や特徴」と合わせて退職代行選びのポイントなども紹介します。
退職代行二チローとは?
退職代行二チローは比較的新しい退職代行業者の一つですが、まずは運営者情報をまとめておきましょう。
退職代行二チローの運営者情報
サービス名 | 退職代行二チロー |
---|---|
運営母体 | 労働組合 |
運営会社 | 日本労働調査組合 |
代表者 | 須藤晴香 |
本部 | 〒120-0034 東京都足立区千住1丁目4-1 東京芸術センター10階 |
設立 | 2021年1月15日 |
法人番号 | 4700150102133 |
退職代行二チローの運営者情報で注目すべきは「運営母体が労働組合である」という点です。
退職代行二チローをはじめとする退職代行業者は現在50社以上存在しますが、運営母体で大きく3つに分類できます。
3つの退職代行業者とは?
- 一般企業が運営する退職代行業者
- 労働組合が運営する退職代行業者
- 弁護士が運営する退職代行業者
運営母体によって特徴やできること・できないこと、料金が大きく異なってきますので、退職代行二チローの特徴に触れる前に、運営母体ごとの違いについて見ておきましょう。
退職代行業者 運営母体ごとの違い
退職代行サービスは、それ自体、資格や許可の必要がなく誰でも始めることができるため、中には悪質な退職業者も存在します。
悪質な退職業者に遭うと「料金を支払ったら音信不通になった」「退職に失敗した」のいずれかの事態に陥ることも。
退職代行サービスを運営する会社は「一般企業が運営するもの」「労働組合が運営するもの」「弁護士が運営するもの」の3つに大別できますが、一般企業が運営する退職代行業者には注意が必要です。
法律的に見ると、弁護士や労働組合でない一般企業は顧客から報酬を受け取って会社側と交渉することは認められていません(一般企業が運営する退職代行業者は違法)。
退職代行サービスを使ってトラブルに巻き込まれるケースのほとんどが「一般企業の運営」であることには注意が必要です。
以下に運営者によって法的にできること、できないことをまとめておきます。
業務内容 | 一般企業 | 労働組合 | 弁護士 |
---|---|---|---|
退職意思伝達 | ◯ | ◎ | ◎ |
即日退社 | ◯ | ◎ | ◎ |
会社との交渉 | × | ◎ | ◎ |
料金の相場 | 1~2.5万円 | 2.2~3万円 | 5~10万円 |
よく見ていただきたいのが「会社との交渉」の項目。
法律的な制約があり、会社との交渉ができるのは労働組合と弁護士だけで、一般企業は会社との交渉ができません。
実際、退職代行サービスを使って「退職できない」などのトラブルに巻き込まれるケースのほとんどが「一般企業の運営」であることには注意が必要です。
料金だけを見ると「弁護士 > 労働組合 > 一般企業」ですが、一般企業が運営する退職代行業者を利用する場合は、トラブルに巻き込まれて退職ができなかったり、会社側から損害賠償請求を受ける羽目になるリスクを負っていることを理解しておきましょう。
労働組合か弁護士が運営する退職代行業者を選びましょう!
退職代行業者選びの3つのポイント
ここで退職代行サービスの業者選びをするにあたって重視すべき3つのポイントをチェックしておきましょう。
① 料金が妥当かどうか?
退職代行サービスの業者選びにおいて、最初に重視したいのが「料金の妥当性」です。
料金相場は運営元によって異なります。
上の表でも紹介したように、一般企業なら1~2.5万円・労働組合なら2.2~3万円、弁護士なら5~10万円が標準です。
運営者による料金の差はいうまでもなく「できることの差」ですが、料金が「過度に高い」「過度に安い」業者は避けた方が良いでしょう。
特に相場に比べてあまりに安すぎる業者は「料金を支払ったら連絡が取れなくなる」「トラブルが起きると仕事を投げ出す」といったこともあるので注意しましょう。
なお、一般企業・労働組合・弁護士のうち、どの業者を選ぶかは自身の退職の困難さと照らし合わせて考えるべきです。
コンプライアンスを重視しているようなまともな会社であれば、法律に則って退職をする限りは特に揉めることはありませんが、ブラック企業やワンマン社長が牛耳っている会社の場合、なかなか難しいケースがあります。
総じて考えると、より多くの人に勧められるのは労働組合、リスク度外視で料金の安さにこだわる人は一般企業、退職難易度が高そうなケースは弁護士、ということになるでしょう。
② 会社からの連絡や訪問を止められるか?
そして2番めに重視したいのが「会社からの連絡や訪問をストップできるか」です。
退職代行を利用してまで会社を辞めたいという人は、退職代行が退職連絡をして以降、会社から連絡がきたり、ましてや会社の人が自宅を訪問するようなことは絶対に避けたいでしょう。
しかし退職連絡の際に「今後〇〇さんには電話も訪問も一切しないで下さい、連絡が必要ならこちら(退職代行業者)にお願いします」と確実に念押しをできるのは労働組合と弁護士が運営する退職代行業者だけ。
繰り返しになりますが、一般企業が運営する退職代行業者は会社との交渉ができない(やると法律違反となる)ので、この手の念押しはできません。現実には「電話や訪問をしないでくださいね」とお願いベースでやんわりと伝えることはあっても、労働組合や弁護士のような抑止力はありません。
もし会社からの連絡や訪問を止めたいのであれば、労働組合や弁護士が運営する退職代行業者に依頼するようにしましょう。
③ 退職実績
そして3つ目のポイントは「退職実績」です。
退職代行ビジネスは特に資格や許可などが必要なく、誰でも電話1本あれば始めることができます。
そのため特に一般企業を中心に非常にたくさんの業者が林立しており、サービス品質は玉石混交。
労働組合についても比較的簡単に設立できるため、最近は退職代行業務目的での労働組合が数多く設立されている状態です。
そんな中で退職代行業者を選ぶ際には、これまでの退職実績をよく見るようにしましょう。
業者の中には「依頼実績〇〇〇〇件!」や「退職代行成功率100%」などと謳っているところがあります。これらの真偽はよく見極めるべきですが、数多くの退職代行を成功に導いた実績のある業者を選ぶことが大切です。
ちなみに、本ページ後半に掲載している退職代行業者については、中立の立場から独自取材で調査した情報を記載しています。
なお弁護士は原則として司法試験に合格して国家資格を有しており、法律を専門に扱う仕事という前提があるため、どの退職代行業者に依頼しても失敗することはほぼありません。費用は割高となりますが、実績や口コミが気になる人は弁護士が運営する退職代行業者にしてみるのも良い選択だと思います。
退職代行二チローの特徴は?
ここまで退職代行二チローの運営者情報や退職代行業者を選ぶポイントを見てきましたが、次に退職代行二チローの特徴をまとめてみます。
退職代行二チローの特徴①
弁護士・社会保険労務士と提携している
退職代行ニチローは、法律の専門家である弁護士と労働問題の専門家である社会保険労務士と提携しているのが特徴です。
退職代行二チローは法律の要件を満たした労働組合が運営する退職代行なので、会社と様々な交渉を行うことができます。
これらの多くは労働問題の範疇であり原則として労働組合で対応可能ですが、場合によってはより深い法律知識が必要な場合があるかもしれません。
退職代行二チローは万一会社側との交渉がこじれても、弁護士・社会保険労務士の助言を得て適切に対処できるので安心して任せることができます。
退職代行二チローの特徴②
相談の段階から電話相談が可能
退職代行の多くは正式依頼前に何らかの手段で無料相談ができるのですが、多くの退職代行ではLINE、もしくはメールでの相談に留まります。
しかし退職代行二チローは、退職代行依頼前の相談の時点から電話相談が可能。
「電話で話した方が早い」と思う人も少なくないと思いますが、そのような人にとっては初期段階から電話で相談ができるのは安心材料になるでしょう。
退職代行二チローの特徴③
転職サポートを行っている
会社を退職しても、多くの人はまた別の会社で働くことになるはずですが、そこで頼りになるのが退職代行二チローの転職サポートです。
退職代行二チローは、サービスの利用者に対して転職の際の相談にのってくれたり、サポートを行ってくれます。
退職代行を利用して退職する人は会社や上司に恵まれなかったケースが多いと思いますが、退職代行二チローはその経験を踏まえて「その依頼者が楽しく、自分らしく働ける職場はどんなところか」を一緒に考えてくれ、同じ轍を踏むリスクを下げることができます。
退職後すぐに転職を視野にいれている人には、退職代行二チローはおすすめできます。
退職代行二チローの特徴④
料金が明瞭で追加料金は一切なし!
退職代行二チローにかかる費用は、28,000円です。これは正社員・アルバイト・パートなどの雇用形態を問わず、どんな状況であっても追加料金は一切かかりません。
28,000円払うだけで面倒な退職交渉や手続きのすべてを任せられるのは、退職をどう会社に切り出そうかと悩んでいる人にとっては“リーズナブル”といえるでしょう。
退職代行二チローの特徴⑤
100% 確実に退職できる!
退職代行二チローに確認してところ退職代行二チローを利用した依頼者で、過去に会社を退職できなかったケースは一度もないとのこと。
退職代行二チローは完全に法律に則って退職交渉を行うので、すべてのケースで合法的な退職が実現します。
確実に会社を退職したいと考えている依頼人にとっては、非常に心強い退職代行業者といえるでしょう。
退職代行二チローはどんな人におすすめ?
次に、退職代行二チローをおすすめしたい人、逆におすすめできない人について考えてみましょう。
退職代行二チローをおすすめしたい人
退職代行二チローをおすすめできる人を挙げてみると、
- コスパを重視する人
- 電話で直接相談したい人
- 退職後にスムーズに転職したい人
何よりコスパ重視の人
退職代行二チローのように要件を満たした労働組合によって運営される退職代行は、法律に基づいて会社と様々な交渉ができます。
これに対して一般企業は「使者」としては動けますが、会社側との交渉事は一切することはできません。
法律の専門家の中には「一般企業が運営する退職代行サービスは使者としてすら動けない」という考え方もあり、この説に立てば一般企業の退職代行サービスによる退職意思の表示はそもそも無効とされる可能性もあります。
しかし労働組合が運営する退職代行二チローの場合、そのようなリスクを心配する必要がありません。料金は弁護士に比べるとグンとお得で、コスパに優れている退職代行業者の一つと言えるでしょう。
電話で直接相談したい人
退職代行の中には依頼後に電話で対応してくれるところはありますが、依頼前から電話での相談を受け付けているところはあまりありません。中には依頼後も電話での対応は原則していないところもあります。
しかし退職代行二チローは依頼前の段階から電話相談を受け付けています。
退職代行の利用や退職自体を悩んでいる人にとって、直接話を聞いてくれる窓口があるのは貴重です。
直接電話で相談したい人にとっても退職代行二チローはおすすめできます。
退職後にスムーズに転職したい人
退職後に新しい仕事を探さなくてはいけないとしても、退職に成功すると放心状態になってしまい、転職活動に向けて腰が重くなることはよくありがち。
この点、退職代行二チローでは転職サポートが用意されていますので、退職と同時にワンストップで転職サポートも依頼すれば、退職から転職活動まで切れ目なく動くことが可能です。
退職後スムーズに転職したい人や、誰かに背中を押されないと動きが鈍くなる性質の人には、退職代行二チローの転職サポートは頼りになるでしょう。
退職代行二チローをおすすめできない人
一方、退職代行二チローをおすすめできない人を挙げてみましょう。
- とにかく料金の安さを重視する人
- 退職にあたってトラブルが発生しそうな人
とにかく料金の安さを重視する人
安さを重視する人は、一般企業の退職代行業者を選ぶということになります。
安いところであれば、1万円台から依頼な業者がありますが、あまりに安い業者は提供されるサービスもそれなりで、何より退職できないリスクや会社から逆に訴えられるリスクがあります。
依頼にあたってはサービス内容や実績をよく吟味する必要があるでしょう。
退職にあたってトラブルが発生しそうな人
普通の会社で普通に仕事をしている人であれば、退職にあたって退職代行サービスを使ってもトラブルに発展することはほぼないでしょう。
そのため労働組合が運営する退職代行サービスでも十分対応可能です。
ただし在職時に会社から損害賠償を請求されるなどトラブルを抱えていたり、勤務先が一筋縄でいかない手ごわいブラック企業ですぐに「訴えるぞ!」などといわれそうな場合などは、退職代行「弁護士法人みやび」のように弁護士運営のものを選びましょう。
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退職代行二チローを使った退職の流れ
次に、退職代行二チローを使った退職の流れを紹介します。
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1メール・LINE・電話で相談する
退職代行二チローを利用するには、まず最初にメール・LINE・電話のいずれかの手段で相談をするところから始まります。
前述のように24時間受け付けていますので、都合のよい方法でコンタクトを取りましょう。
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2料金28,000円を支払う
相談の結果退職代行二チローに正式に依頼することになれば、料金28,000円を支払います。なお必要になる料金はこれがすべてで、後から追加料金を請求されることは一切ありません。
料金の支払い方法はクレジットカード払いの他、銀行振込も用意されているので、クレジットカードを持っていない人でも安心です。
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3退職連絡前の事前確認・退職日のすり合わせ
料金を支払って正式依頼が確定したら、退職代行二チローと退職連絡前の事前確認・退職日のすり合わせを行います。
この際に何かの書類を求められたら、速やかに提出するようにしましょう。
step
4退職連絡・退職日の確定
ここまでの準備ができたら、いよいよ退職代行二チローによる退職連絡が行われます。
依頼者が会社に連絡する必要は一切ありませんし、会社から連絡や訪問がきたりすることもありません。
退職は労働者の権利なので、法律に則っている限り会社は従業員の退職を拒むことができません。早ければその日のうちに、あるいは有給休暇消化後に、法律通りなら2週間後に退職が成立します。
退職連絡が終わったら退職代行二チローから連絡があります。貸与物の返還や私物の受け取り方法、書類の郵送などについて指示がありますので、従ってください。
なお退職後に離職票や源泉徴収票が送られてこないといったトラブルが発生した場合、退職代行二チローに相談すれば対応してくれます。
退職代行二チローについてよくある質問
最後に、退職代行二チローについてよくある質問とその答えを紹介します。
しかし、退職の際の交渉に必要なので一時的に組合員になるだけです。便宜的なもので、具体的な組合活動に参加する必要はなく、退職後はすぐに脱退できます。
しかし退職金はあくまでも会社の就業規則次第です。勤務先の就業規則に定められた退職金支払い基準を満たしていなければ、当然支払われないこともあります。事前に会社の就業規則を確認しておきましょう。
しかし退職代行二チローに退職手続きのすべてを委任していますので、会社からの連絡に応じる必要は一切ありません。
退職代行二チローの評判・特徴:まとめ
以上、退職代行二チローの評判や特徴、費用や退職の流れ、よくある質問とその答えを紹介しました。
退職代行二チローは料金とサービス内容のバランスが取れている労働組合の運営する退職代行サービスで、弁護士・社会保険労務士が監修している安心・安全なサービスである点が大きな特徴です。
退職代行二チローは転職サポートも行っていますので、ワンストップで転職支援までしてもらいたい人におすすめできる退職代行業者です。
人気が高い退職代行二チローですが、退職代行二チロー以外にもおすすめできる退職代行業者はいくつかあります。
ということで、さいごに全国に数十社ある退職代行業者の中からコスパの良いおすすめの退職代行業者を3つ厳選してご紹介しましょう!
おすすめ退職代行業者 3選!
会社名 | 退職代行 リーガルジャパン |
退職代行 トリケシ |
弁護士法人 みやび |
---|---|---|---|
運営者 | 労働組合 | 労働組合 | 弁護士 |
即日退社 | ◎ | ◎ | ◎ |
24時間 365日対応 |
◎ | ◎ | × |
LINE相談 | ◎ | ◎ | ◎ |
クレカ払い | ◎ | ◎ | × |
退職後サポート | ◎ | △ | ◎ |
依頼手続きの手間 | ◎ 簡単 |
◎ 簡単 |
△ 少し煩雑 |
料金(税込) | 25000円 | 25000円 | 55000円 +実費 |
評価 | |||
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