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看護師 雇用形態 勤務形態

看護師の多様な雇用形態と勤務形態を知っておこう!

皆さんは転職活動をする際に「やっぱり正職員が良いよね‥?」「子どもが小さいからしばらくは時短で働きたいな」など働き方について考えたりすることはありませんか?

そもそも看護師にはどのような雇用形態、勤務形態があるのでしょうか?

正職員やパート、アルバイト、派遣社員‥など、たくさんの雇用の名称がありますが、しっかりと理解している方は意外と少ないのでは。

ということで今回は、看護師の雇用形態と勤務形態についてまとめてみます。雇用される側の看護師も損をしないためにこの機会にぜひ把握しておきましょう!

看護師の雇用形態

まずは「看護師の雇用形態」から見ていきますが、そもそも「雇用形態」とはどういったものなのでしょうか?

雇用形態って一体なに?

ビジネス用語集によると、

『雇用形態とは企業と従業員が締結する雇用契約の採用種別のことをいいます。一般的な雇用形態としては、正社員、契約社員、派遣社員、アルバイトなどが挙げられます。
これまでの雇用契約は正社員というのが主な雇用形態でしたが、人材派遣会社の登場により、派遣社員という働き方もよく知られるようになっています。』

と書いてあります。簡単に言うなら、雇用形態とは「雇用主側との働き方の契約の種類」ということですね。

 

看護師の主な雇用形態について

正職員

正職員は基本的にフルタイムで働く事を契約している、継続して働く期間に定めのない雇用契約のことを指します。

勤務時間は勤務先によって異なり、基本的には日勤と夜勤のシフト制の交替勤務に従事します。家賃補助などの手当てや福利厚生が受けられることがあり、看護師の多くがこの正職員として働くというスタイルを選んでいます。

主な勤務先:総合病院、一般病院、老人ホーム、介護施設

【特徴】

  • 基本的には日勤と夜勤のシフト制の勤務をする
  • ボーナス支給
  • 残業がある
  • 退職金が出る(基本的には3年以上勤務した人が対象となる)
  • 社会保険に加入できる

 

短時間正職員

短時間正職員とは、正職員でありながら、短期間に限り短時間の勤務(大体は6時間以上勤務が義務付けられることが多い)ができる、継続して働く期間に定めのない雇用契約のことを指します。(一般的には産後の復帰や身内の介護などを理由に短時間正職員になれる場合がある)

主な勤務先:正職員と同様

【特徴】

  • 正職員と同様だが、残業はないに等しいという職場が多い

 

パート・アルバイト(非常勤勤務)

正職員のフルタイム労働が前提なことと比べて、非常勤勤務はパートタイムで労働時間を好きに選べる雇用形態です。

働き方は人それぞれで幅広く、週に1日だけ働く人もいれば、ほぼフルタイムに近い形で労働している方もいます。仕事内容としては正職員とそれほど差はありません。

非常勤勤務の場合、ボーナスや社会保険加入、福利厚生などは基本的にはありません。

主な勤務先:総合病院、一般病院、クリニック、老人ホーム、介護施設

【特徴】

  • 出勤日数や勤務時間を自分の希望通りに選べる
  • 給料は時給や日給で支払われる
  • ボーナスはなし
  • 基本的には社会保険加入はなし(勤務日数や勤務時間がフルタイムに近いと加入のケースあり)

 

契約社員

契約社員とは、働く期間が決まっている雇用契約(有期労働契約)で働く看護師のことを言います。

看護師の雇用形態としては見かけることが少ないのですが、一般企業などの保健師として働く場合などに多く適用される雇用形態です。

大体1~3年程度の契約期間で雇用を結び、その後、正職員として直接雇用になる可能性があります。

主な勤務先:総合病院、一般病院、介護施設

【特徴】

  • 長期間働けるか分からない
  • 退職金が出ない
  • ボーナスは職場によりけり

【契約社員のルール】

  • 契約期間は最長3年間
  • 同じ条件での更新は最長で6年間
  • 解雇する場合は30日前までに本人への通達が必要

 

派遣(派遣労働者)

派遣会社に登録し案件を紹介されたり、自分から提案した仕事を請け負うスタイルです。

病院側は派遣会社へ賃金を支払い、派遣会社は手数料を徴収する事で成立している勤務形態です。勤務先との間に仲介役として派遣会社が入るというイメージですね。

看護師の場合、時給が高い案件が多く煩わしい人間関係がないため、人気の働き方。派遣をメインに働く方や本業の合間に副業として働く方、転職活動中のつなぎとして働く方まで様々です。

主な勤務先:総合病院、一般病院、介護施設、デイサービス、訪問入浴

【特徴】

  • 雇用主は勤務先ではなくて派遣会社になる
  • 単発、短期間~長期間の勤務形態があり、様々な職場を経験出来る
  • 給料は時給制のことがほとんど
  • 本職があっても副業として働ける場合がある(本職の規定次第)
派遣の働き方の種類

単発派遣、短期派遣

派遣期間が30日以内の場合、短期派遣(日雇派遣)となり、看護師の間では「単発」などの言葉で言われることが一般的です。短期、中期、長期の通常派遣は「一般派遣」と言われます。

産休代替派遣

産休代替派遣とは産休中・育休中の職員がいる職場でその職員の代わりに派遣されることを指します。ただし通常の派遣期間の制限とは異なるという点は覚えておきましょう。
産休代替派遣は基本的に1年または1年半の派遣になる可能性が高いのですが、職場によっては派遣期間の延長を言い渡されるケースがあり、その場合は延長期間まで働く事が前提とされています。

紹介予定派遣

契約した派遣期間を終了した後に勤務先側と看護師側が合意した場合、直接雇用となることを前提とした派遣形態のことを指します。その後の直接雇用は正職員や契約社員となるケースがほとんどです。
また直接雇用が義務付けられているわけではなく、勤務先側と看護師側の双方が拒否出来ることが可能です。紹介予定派遣の期間は6か月以内と定められています。

特定派遣

人材派遣会社に正職員として雇用形態を結んでいる中、別の職場に派遣されることを特定派遣と言います。通常の派遣のように派遣契約をするのではなく、あくまでも人材紹介会社の社員として派遣に出向く形となります。


 

夜勤専従

夜勤専従とは、夜勤のみのシフトで働く雇用形態のことを指します。

夜型の生活にはなりますが、勤務時間が決まっているため生活リズムが整えやすいです。人によっては日勤で働くよりも夜勤専従の生活リズムが合うという人もいます。

月に〇〇回以上は夜勤をしてほしいという雇用主側との契約があるはずですが、入る夜勤の回数によっては多く稼ぐことができたり、自分なりのスケジュールが組みやすい働き方でもあります。

主な勤務先:総合病院、一般病院(病棟での勤務のケースが多い)、介護施設

【特徴】

  • 夜勤のみのシフトをこなす働き方
  • 夜勤の回数によっては、日勤のみの勤務や交替制の勤務よりも稼げる
  • 非正規職員であることがほとんど

 

看護師の雇用形態
他の働き方も見てみよう

ここまで看護師の雇用形態として6つの働き方を見てきましたが、他の働き方の選択肢もあります。

フリーランス(業務委託契約)

業務委託契約を結び、仕事をしている人をフリーランスと呼びます。

仕事内容や働き方が多種多様なため、フリーランスとは言っても人によって内容はまるで異なります。勤務先と直接雇用契約を結び働くというシステムの為、この場合の看護師は『事業主』となります。

社会保険加入やボーナス支給はありません。確定申告や税金の支払い、スケジュールがブッキングしないようになど全てを自分一人でしなければならないため、徹底した自己管理が必要になってきます。
 

在宅ワーカー

看護師などの医療資格を活かしながら、医療系のライターや医療系のイラストレーターなどとして自宅で仕事を行う人の働き方を在宅ワーカーと言います。

在宅ワーカーもフリーランスと同様に自身は事業主となります。この働き方をしている看護師はまだまだ少なく、医療業界では浸透されにくい現状がありますが、今後の動向が気になるところです。

嘱託職員

嘱託職員とはこれまで働いてきた職場で定年を迎え、定年退職後にもう一度再雇用してもらうという働き方のことを指します。

再雇用となった場合、正職員であることは少なくパートやアルバイト、契約職員といった雇用形態で働くかたちが一般的。契約内容をしっかりと確認し、自分の生活とバランスがとれているかなどを確認してから雇用契約を結ぶ必要がありますので注意しましょう。

 

看護師の勤務形態について

ここまで「看護師の雇用形態」について見てきましたが、ここからは「看護師の勤務形態」について見ていきましょう。

勤務形態とは?

勤務形態とは病院や施設、一般企業などでの働き方のことを指します。例えば、正職員の雇用形態で病院側と雇用契約を結び夜勤ありの常勤というかたちで勤務する、というイメージとなります。

勤務形態はたとえ正職員同士であっても、必ずしも皆同じとは限りません。人それぞれ、雇用主側との契約内容により働き方が変わってくるのです。

 

みんなはどう働いているの?

日本医療労働組合連合会の2017年看護職員の労働実態調査によると、看護師全体のうち65.9%が交代制の勤務(日勤と夜勤のシフト制勤務)で働いている事が分かります。7割近くの看護師がシフト制で日勤と夜勤をこなしている現状が見えてきますね。

一方、日勤勤務のみで働く看護師は全体の18.4%となっており、少数派のようです。

看護師全体のうち2交替勤務の看護師の割合が21.0%で、3交代勤務の看護師が44.9%となっています。このことから、3交替勤務で働く看護師が多く、2交替勤務の職場がまだまだ浸透していないという実態が分かります。

 

看護師の勤務
日勤のみのメリット・デメリット

次に日勤のみで働く場合と、交替制勤務で働く場合のメリットとデメリットを各々見ていきましょう。

日勤勤務の最大のメリットは日中の決まった時間だけ働くため、生活リズムが非常に整えやすいという点です。

また夜はしっかりと休むことができるため、身体的な負担が少ないと考えられます。ワークライフバランスも整えやすいでしょう。

一方、日勤だけで働くデメリットとしてはやはり交替制勤務よりも年収が下がってしまうことが挙げられます。また、業務内容が多忙なため、残業が増えやすいという点もあるでしょう。
 

看護師の勤務
交替制勤務のメリット・デメリット

交替制勤務の最大のメリットは、やはり年収が比較的高いという点です。

職場にもよるかと思いますが、病院などで勤務していれば夜勤中の夕食や朝食は全て病院負担してくれる場合が多く金銭面で助かるという利点もあります。

デメリットはやはり身体的な負担がとても大きいということでしょう。不規則な生活になるので、身体やメンタルを壊さないよう自己管理が大切になってきます。
 

看護師の勤務形態の種類は?

  • 常勤(夜勤あり):日勤と夜勤のシフト制勤務をこなす働き方のことを言います。
  • 常勤(夜勤なし):日勤だけの常勤で夜勤の勤務が無い働き方のことを言います。
  • 非常勤:常勤やフルタイムで働かない働き方のことを言います。看護業界では非常勤=パートタイムというかたちが一般的になります。
  • 夜勤専従:日勤常勤とは反対に夜勤の常勤として働く働き方のことを言います。

看護師の雇用形態と勤務形態
私の経験談

私はこれまで正職員、パートタイム、派遣社員、在宅ワーカーとしての働き方を選んできました。初めは正職員で働く事が当然と考えていましたし、今後もずっとそうして働き続けるのだろう‥とぼんやりと思い込んでいました。

今思うと『社会人=正職員=定年まで正職員で働き続ける』という固定概念にとらわれた考えだったと感じます。

5,6年ほど病院勤務をしていたころバーンアウトのような状態になってしまい、一度しっかり休んでゆっくりと働こうと思ったのをきっかけに正職員を辞めて派遣社員として週に4日ほど日勤だけで働くというスタイルを選びました。

そのときに、“必ずしも正職員じゃなければいけないということは無いな”と痛感しました。

その後体調も心身ともに回復し、再度正職員で働く→結婚を機にパートタイムを選択→妊娠を機に在宅ワーカーとして働くという流れで過ごしてきました。

自分の精神・身体が一番大切ですし、現状が辛いならそれを我慢してまで正職員にしがみつく理由はどこにもないと思います。みなさんが今後の転職活動で働き方に迷った時は、自分の身体を第一に考えて笑顔で過ごせる毎日が得られるように一つ一つを選択していってほしいと願います。
 

看護師の雇用形態と勤務形態:まとめ

看護師の働き方は多様化してきていることが分かったと思います。

雇用形態・勤務形態をしっかりと理解することにより、あなたの転職の道はさらに選択肢が広がるでしょう。

そのためには自分のライフスタイルと今後をしっかりと考えて、転職活動をしていくことが大切になります。自分の希望にあった働き方を見つけていきましょうね。

 

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運営会社の
力の入れ方
運営会社 株式会社
エス・エム・エス
株式会社じげん レバレジーズメディカルケア
株式会社
株式会社マイナビ 株式会社ディップ
設立 2003年4月 2006年6月 2017年10月 1973年8月 1997年3月
資本金 23億1500万円 1億2500万円 6000万円 21億210万円 10億8500万円
評価
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